- 『ギアーズ5』がどんなゲームか知りたい方
過度なネタバレはつまらなくなるので、ラストチャプターのスクショは出してないです
Xbox Series Xでダウンロードできる『ギアーズ5』(Gears5)をプレイしましたので、レビューをしていきます。
今までは『ギアーズ・オブ・ウォー』表記でしたが、今作では『ギアーズ』のみとなっております。
『ギアーズ5』のタイトルが『ギアーズ・オブ・ウォー5』ではなく『ギアーズ5』になったのは、シリーズのブランド識別性と単純さを強調するための決定と言われています。
ですが、ゲームで肝心なのは中身が面白いかどうかです。
不評の多い作品でもあり私としても正直厳しめの評価になります。
基本的な戦術に関しては『ギアーズ・オブ・ウォー4』の記事に書いてあります
【前作】ギアーズ・オブ・ウォー4 | 【今作】ギアーズ5 |
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『ギアーズ5』について
文字だけだとよくわからない方はゲーム内で前作までのあらすじを綺麗なグラフィックとともに観ることができます。
ケイト・ディアズは、前作での出来事により、彼女自身の過去とファミリーに関連する深い謎を追求する決断を下します。ケイトはギアーズの戦士であり、彼女の母親がロカスト(異種族の敵)との戦いで重要な役割を果たしたことを知ります。彼女は母親の遺産を探し出し、その遺産がロカストの脅威にどのように関連しているのかを解明しようとします。
物語は、ケイトと彼女の仲間たちが、地下の未知の地域で新たな敵勢力と対峙する中で進行します。彼らは伝説的な精霊的存在であるクイーン・ミラ(Queen Myrrah)の遺産とロカストの起源に関する驚くべき秘密を発見し、それに対処しなければなりません。
ゲームは協力プレイおよびマルチプレイヤーモードも含んでおり、プレイヤーはケイトと彼女の仲間たちと共にストーリーを進めながら、新たな敵との戦闘に挑むことになります。「ギアーズ 5」は、シリーズの伝統を継承しながらも新たなキャラクターやストーリー要素を導入し、シリーズファンに新鮮な体験を提供しています。
出典:CHATGPTより
⇧【ロカスト】ではなく【ローカスト】ですねw
さらに前作から敵は【ローカスト】ではなく【スワーム】と呼ばれています。
物語は前作『ギアーズ・オブ・ウォー4』は少々スッキリしない感じで終わってしまいましたが物語はその続きになります。
前作はCOGから追われた身ではありましたが、今作はすっかり入隊しなおしてます。
過去作の謎も解き明かしていく内容となっています。
いい所
ホントにグラフィック綺麗
『ギアーズ5』は正直かなり不評の声が大きく私も2週目以降のプレイは躊躇していましたが、オープンワールドさえなければ、全然駄作だとは思っていないので、いい所をご紹介します
オンラインに関しては今更感あるので触れません。
相変わらずグラフィックがキレイ
一番最初のシーン | 一番最初のシーン2 |
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ウインドフレア(雪国バージョン) | ウインドフレア |
- 密林
- 市街地
- 氷の世界
- 真っ赤な砂漠
最初は密林から始まるのですが、滝の流れもかいまってホントにキレイなグラフィックを堪能できます。
私はゲーミングPCで画質を高めてできるのもありますが、(本作は2019年のゲームですが)ホントに今のゲームってすごいですね。
前作頻繁に発生していた異常気象である「ウインドフレア」は今作は控えめですが、雪国バージョンも拝めます。
ランサーGL登場
『ギアーズ・オブ・ウォー』の武器と言えばランサーですが、ランサーの改良型が新しく登場しました。
ランサーの代名詞である「チェーンソー」がない代わりに「グレネード」が放てます。
しかもランサーより連射性能が高いので上位交換だと思えばいいでしょう。
やっぱ「ランサー」は使ってて楽しいですね。
サポートロボの育成要素
今作はサポートロボである「新型ジャック」が各所で操作できます。
今までの「ジャック」はイベントでドアを焼いたりライトを照らすキャラでしたが、今作では「新型ジャック」になり操作ができ、仲間キャラの位置づけです。
- ハッキング
- ドアを焼き切る
- ニンゲンが取れないアイテムを運ぶ
- 電源設備をオフにさせる
- 敵を攻撃してくれる
- パルスで隠れた敵を発見
- ダウンしたキャラを救助
- クロークでこちらの姿を消せる
- 敵にフラッシュで目くらましできる
- 敵を操ることができる
さらに各地に散らばっているパーツを集めることで「新型ジャック」の能力を強化できます。
とくに必須ではないので、無理して全部集める必要はないですが、集めたアイテムで強化できるのが今風のゲームって感じですね。
パーフェクトリロード
連射速度や見た目、発砲音の大きさが通常と変わる
『ギアーズ・オブ・ウォー』はリロードのタイミング次第でリロード時間短縮できますが、本作ではリロードのタイミングが完璧だと次のマガジンで銃が強くなるシステムが実装されました。
エフェクトも音も強そうなのに変わり、爽快感がプラスされるので楽しさが増えるいい仕組みだと思います。
『ギアーズ・オブ・ウォーシリーズ』は元々リロードに神経を使うゲームなのでリロードボーナス要素が増えるのはメリットでしょう。
前作の敵は仲間
本来はニンゲンの味方
前作の前半ひたすら戦っていた「COGのロボット兵士」が今作はサポートキャラとして助けてくれます。
「COGのロボット兵士」は本来はニンゲンを襲ったりしないのですが、前作では主人公サイドが反乱軍と見なされたから戦うことになった感じでした。
なので、ホントは味方なのですw
ストーリー的にも『ギアーズ・オブ・ウォー4』の最後でCOGとのわだかまりは解けているので今作も戦っていたらおかしいのですが、この戦いが単調で結構不評でしたので、このロボットとの戦いを無くしたのはよかったと思います。
気になる所
不評であるオープンワールドの移動シーン
『ギアーズ5』は『ギアーズ・オブ・ウォー』じゃないと言う悲しい他者レビューがありました。
『ギアーズ・オブ・ウォー5』ではなく『ギアーズ5』と言うタイトルなのも気になる所ですが肝心なのは中身です。
あとWikipediaに『ギアーズ5』の情報が英語記事しかないので当記事の肉付けとして情報を集めるのが大変でしたw
敵の体力ゲージが表示されている
これはモンストみたいに強い敵に体力ゲージが付くようになったのですが、いいか悪いかどちらにするか悩みましたので個人的な主観で判断しました。
多分いいと思う方の方が多いとは思いますが、私としては今までの『ギアーズ・オブ・ウォー』は「こいつかてぇな、まだ倒せないのかっ!」と言うのを楽しんでやっていたので、必要なかったという考えです。
残り体力が分かるのはうれしいのですが、ハラハラ感が薄れてしまいます。
従来通り与えたダメージ量によって段々弱点が黄色くなっていくとかそれだけでよかった気がします。
戦闘が大変
従来の戦闘に加えてジャックの能力も駆使しないと難しい場所があります。
ガンガン銃撃戦を楽しむゲームだと思っていたので、色々やることが増えすぎるとパニックです。
オープンワールドいらん
2週目はサブミッションめんどくさくて全部無視しましたw
オープンワールド:移動 | オープンワールド:地図 |
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今作が不評の原因はほとんどこのオープンワールドです!
私自身もやっててめんどくさくてしょうがなかったです。
とくに移動中何かあるわけでもないので、目的地に瞬間移動したいぐらい無駄なのです。(戦闘すらない)
サブミッションもありますが、寄り道をするメリットはジャックのパーツ集めぐらいです。
ステルスがムズすぎる
敵に見つからないようにステルスで倒すのが望ましいステージがありますが、難易度ノーマルでも全部失敗しました。
1箇所ぐらいは完全ステルスキルで制覇したくて10回ぐらいやり直した箇所もありましたが、無念です。
姿を透明にするクロークもありますが、これがすぐ切れてクールタイムが長くて待つのがめんどうなのでわざと見つかってドンパチやったほうが早いのですw
前作の主人公が不遇
この腕は一体…
『ギアーズ・オブ・ウォー4』の記事でも書いたのですが前作の主人公である「JD」はあまり印象の濃いキャラではないです。
そんな「JD」ですが今作は結構不遇な扱いをされています。
まず、最初は「JD」操作なので今作も「JD」が主人公だと思いきや実は「ケイト」が主人公です。
元々見た目はギアーズのキャラとは思えないぐらいハンサムなのに、わけあって途中から「ボーズのアゴヒゲおじさん」に変わってしまうのも悲しいです。
それだけではなく、主人公の行動次第ではサイアクな目にあってしまう可能性があります。
【余談】Steam版は過去作が配信されてない
ゲームとは直接関係ない話ですが、残念ながら本作が不評すぎるので、むしろ過去作だけ配信したほうがいいレベルです。
Steamユーザーは5しか遊べないので、評価の悪い本作から遊んでも過去作もビミョーなんだと思ってXboxをお持ちの方でも手を出さない可能性が出てきます。
また、本作は『ギアーズ・オブ・ウォー4』の最後のスッキリしない感じで終わった後の続きなので、『ギアーズ・オブ・ウォー4』がないのもなんだかもどかしいです。
まとめ
- サポートロボの育成要素が追加
- 強敵に体力ゲージが追加
- 今作はステルスシーンが多い
- オープンワールドを実装したが不評
- 「JD」の扱いがかわいそう
XBOX版
『ギアーズ5』についてでしたが今回は厳しめのレビューになりました。
正直に言いますと今作が原因で『ギアーズブランド』は大きく価値が下がってしまったと思ってしまいました。
とはいえ、私自身やってみてとにかくオープンワールドが嫌だっただけで他は普通に面白かったです。
なんだかんだいって私は『ギアーズ1.2.3.4.5』とプレイしておりこの『ギアーズ・オブ・ウォー』がきっかけでTPSというジャンルが大好きになったので私の中では名作です。