- 名作FPSに興味がある方
- 「MetroLastLightRedux」は前作「Metro2033」からどう変わったか
グロと虫とエロ注意です
名作FPSである「MetroLastLight」のRedux版のSteam版が2014年8月28日に配信されました。
「MetroLastLight」にあった追加DLCは全て含まれており、(全て短編で難易度高めですが)本編以外にも様々もモードで遊ぶことができます。
元々は小説である「Metro2033」の続編にあたる「MetroLastLight」のRedux版なります。
「MetroLastLight」としての感想と、Steam版ですと日本語が対応していないので、有志の方による日本語パッチの取り付け方法も説明いたします。
『MetroLastLightRedux』の物語簡単解説
- ストーリーは前作「Metro2033Redux」をやらないと把握が難しいです。
前作「Metro2033」より1年後のお話です。
核戦争により崩壊した世界により地下のトンネル暮らしをしている人類がモンスターの脅威に立ち向かう話となってます。
前作「Metro2033」の最後に主人公のアルチョムは謎のモンスター「ダークワン」を全滅させたはずだったが、子供が一匹生きていたことを知り、生き残りを追いかけ退治しに行くところから始めます。
前作は実態もよくはっきりしなかったこの「ダークワン」がカギとなってます。
仲間に関しても、前作は怪しいながらもちゃんと協力者はアルチョムを助けてくれたりしてましたが、今作は命まで助けたのに普通に裏切られたりします。
『MetroLastLightRedux』の日本語訳の仕方
- 「MetroLastLight」の日本語化方法は前作「Metro2033」とほとんど同じ方法になります。
- 有志の方が作成したModをほおりこむ形になるため健全な方法とは言えません。
- 失敗してファイルの破損等ありましても私は責任取れないため、自己責任でお願いします。
Steam版ですが、英語表記でオプションから日本語訳はありません。
公式で日本語対応しておらず、有志の方の日本語パッチにて日本語字幕を対応させることができます。
日本語対応には追加パッチをダウンロードする必要があります。
「 metro last light redux 日本語化 steam 」で検索すれば出てきますが、私は私で解説いたします。
- modをダウンロード
- Steamからローカルファイルを閲覧
- 「MetroLastLight」を右クリック
- 管理
- ローカルファイルを閲覧
- ローカルファイルに上書き
- content.vfx
- content99.vfs0
https://github.com/sisizanohito/MetroRedux_JapaneseMod/releases
より「Metro.LL.Redux.Japanese.mod.FHD.only.zip」をダウンロード
「Metro.LL.Redux.Japanese.mod.FHD.only.zip」にある
この2つのファイルをローカルファイルに上書きで日本語化は終了です。
『MetroLastLightRedux』の感想
前作の続編にあたりますが、操作性も世界観もさほど変わらずほんとに続編って感じでした。
前作同様独りぼっちもあれば、仲間とともに探索していくパートもありです。
とはいえ、前作とやっていることが全く一緒というわけではなく、仲間の超能力による不思議な能力で助けてもらうなど新要素が+されています。
さらにボス戦やワイヤーアクションなど追加されている要素もあります。
追加DLCもあるので、本編以外も楽しめます。
人が生き生きしている
これがホントに地下鉄のホームなのかと思ってしまいます(笑)
前作も音楽引いたり、演芸をしたりする難民がいましたが、今作はトレーニングをしていたりミュージカルや風俗もあり人が前作よりも生き生きしております。
また、アルチョムをガッツリ裏切る人がいたり、命がけで助けてくれたりする人もいたり、化け物だらけの池で釣りを楽しむクレイジーな人もいたりして色んなニンゲンを見れて面白いです。
2つのモード
難易度ノーマルとかハードとかはどのゲームでもありますが、それだけではありません。
前作「Metro2033」と同様でさらに
- サバイバル、
- スパルタン
という2種類の他ゲームにはないモードがあります。
シンプルに考えると難易度としては「サバイバル>スパルタン」です。
そこからさらにノーマルとかハードとか難易度選択するので、文字だけだと少し混乱するかもしれません。
難易度選択が2回あると思ってください。
比較動画です。
べるくら企画様
先行プレイで2つのプレイスタイル徹底比較!【メトロ リダックス(ダブルパック)】より
サバイバル
慎重にプレイしたい方向けです
- 隠密行動重視
- 敵のサーチ能力が高い
- 戦略性が必要
スパルタン
爽快なプレイがしたい方向けです
- ヒャッハー感重視
- 弾薬豊富
- サクサクやれる
スパルタンのノーマルでも普通に難しい
私はヒャッハープレイがしたかったので、スパルタンのノーマルでやりましたが、普通に難しくて適当に真正面からバチバチするとあっという間にゲームオーバーです。
優しい難易度でも敵や地形によって戦略を練る必要があるので、基本的に難易度高めのゲームだと思います。
操作説明が丁寧になっている
実戦形式のチューリアルですが、前作は説明のなかった手りゅう弾やナイフの投げ方がちゃんと説明あります。
ここら辺は日本語パッチの情報量の問題かも知れませんが、全体的に前作よりも親切に説明してくれるようになりました。
撃つだけじゃ倒せない敵が登場
モンスターの種類が増えてます。
前作はほんとに野獣のようなモンスターしかいませんでしたが、今作は虫型モンスターも登場してキモさアップです。
普通に攻撃しても効いてるんだかよくわからないモンスターもいて、前作以上に立ち向かうか思い切って逃げちゃうか変わった戦法が求められます。
ボスの登場
前作は難所と言ったら大量に沸くモンスターの群れでしたが、今作はボスモンスターが登場します。
Metroシリーズは難易度が高めなので、一番優しい難易度でもすぐやられます。
どのボスもごり押しは難しく攻撃力と耐久度もすさまじいので全然油断できないです。
前作よりかはモンスター戦が少ない感じがしましたがその分ボス戦があります。
追加DLC
8種類の短編ストーリーで一つ一つは短いですが、全部合わせればそこそこボリュームありました。
クモとひたすら戦うストーリーもあれば、バイオ4みたいにサブキャラクターの視点を描いた物語もあって本編とは別の物語を知ることができます。
ちなみに追加DLCの一つである仮想空間で戦う「タワー・パック」というストーリーが難しすぎて断念しました。
最低難易度なのに最初のWaveすら抜けれませんでした(笑)
『MetroLastLightRedux』の気になる所
前作とほとんど一緒なのですが、こっちはこっちで個別に書きます。
洋ゲーならではのところになります。
前作は急にゲームが落ちたり、ナイフの投げ方すらわからなかったりで操作に困ることが多かったですが、そこらへんは解消されておりました。
武器がよくわからなかった
全クリしましたが、ショップでも販売してますし、敵兵から奪い交換することもできます。
それはいいのですが、何の武器がいいのやらさっぱりでした。
見た目が似たような武器が多く、私は違いが全然わからずめっちゃ適当に武器選んでました。
前作同様に武器ごとの違いはよくわからないので、ググらないとなかなか理解は難しいかもです。
コマンドを忘れる
人によると思いますが一部のコマンドが少々手間になります。
汚染地域ではガスマスクを装着したり、ライトを充電したり他ゲームではなかなかない操作があるため、慣れないと忘れがちです。
- 「TAB」にてサブをチェンジ
- 「C」ちょい押しでナイフや手りゅう弾を投げる
- 「C」長押しでナイフや手りゅう弾の残量確認
- 「G」でガスマスク装着脱
- 「T」でガスマスクフィルター交換
- 「M」でマップを開く
- 「F」でフラッシュライト
- 「F」長押しでフラッシュライト充電
他では例えば「F」ボタンでライトを点灯させるのですが、海外ゲームあるあるで時間に制限があり電池切れを起こします。
その時に「F」ボタンを押しっぱなしにすると充電モードになりマウスクリックで充電できるのですが、しばらくの間をやっていないとすぐ忘れます。
パヴェルって前作にも居たよな?
今作は序盤から「パヴェル」という男と行動を共にするのですが、前作にも「パヴェル」はいたはずなんです。
「MetroLastLightRedux」の「パヴェル」は初対面な感じがありましたが、どうやら同名なだけのようです。
キモさ倍増
前作はノザリス(よく出てくるモンスター)やデーモンだけならずクモやエビとの戦いも新たに増えました。
真正面から倒しにくい上、気持ち悪い敵の種類が増えたので、なかなかゾゾゾとなることが増えました。
死体の数がすごいだけでなく、虫でもグロさ全快です。
クモはとにかく数が多いのですし、中には無限沸きっぽい所もあって気持ち的にも落ち着かず、容赦ないです。(虫が嫌なだけで内容的には好きなステージではある)
襲ってくるクモも出てきてすごい数湧いてくるので、虫が苦手な方は要注意です。
集落を抜けた瞬間敵がやってくる
街から一歩出たら急に敵に襲われるってドラクエかって感じです。
まぁ無駄な探索がなくていいってメリットがあるのでサクサクやれるのは私的にはむしろOKなのですが、アルチョムが集落抜けた瞬間敵が同じところに到着するのは都合がよすぎる感じありましたので、さすがに気になりました。
前作をやってないとわかりにくいストーリー
今作「MetroLastLight」は前作「Metro2033」の説明はそこまで丁寧ではないので、よくわからないまま始める形になるとは思います。
まず、今作「MetroLastLight」ではダークワンという生物がカギを握っており、ダークワンという生物の力をつかって戦争に終止符を打つ作戦なのですが、前作では全滅させようとしてました。
ですがそのダークワンがよくわからないと思うので「ダークワンってなんやねん」って話のまま進みます。
『MetroLastLightRedux』のまとめ
- モンスターのバリエーションが増えた
- ボス戦も実装
- 追加DLCも豊富
- 地上の背景が色々ある
- 「MetroLastLightRedux」ですが、前作の「Metro2033Redux」の続編ということで前作を全クリしていなければ、今作のストーリーはあまりよくわからないと思います。
前作は結構集落が多かったですが、今作はそんなに沢山なかった気がします。
また、ニンゲン同士の戦いが多いですが、地上の舞台も多く、集落を抜けたとたんすぐ敵兵がいたり、敵兵の巣を抜けたら今度は急にモンスターの巣になったり違和感を感じながらも、ゲームなんで無駄な探索なしでサクサクやれるという意味ではよかったです。
余談ですが、人物について、主人公は変わらずアルチョムです。
相変わらずアルチョムは苦労人ですが、ニンゲンの裏切りに関しては前作の怪しい感じだけそなんだかんだ味方でいてくれる感はなく、完全な裏切りがありなかなかえぐい話です。
ニンゲン関係では決して悪いことばかりではなく、前作でずっとアルチョムを見守ってくれていたカーンさんも健在ですし、他にも最初はアルチョムを見下している人も次第に認めてくれるようになったりするシーンもありました。
Switch版
『Metro 2033 Redux』『Metro Last Light Redux』2セット
PS4版
『Metro 2033 Redux』『Metro Last Light Redux』2セット
Steam版