- 名作FPSに興味がある方
- 「MetroExodus」は過去作からどう変わったか
- グロと虫注意です。
名作FPSである「MetroExodus」のSteam版が2019年2月14日に配信されました。
物語としては滅亡した世界の話になり廃墟探索好きな人向けのFPSゲームとなっております。
今作はほとんど地上での探索がメインなので、過去作のような薄暗い地下鉄シーンはほとんどありません。
シリーズ初のオープンワールドで過去作から一気に変わって自由度が一気に広がりましたが、なんと今作は場所によっては外なのに誰もガスマスクをしていないではありませんか。
今までのMetroをやってこられた方からするとガスマスクなしで外を歩き回っているので「Metroってこんなゲームだったっけ?」と思うようなこともあり、始めはモヤモヤもあるでしょうけど、それもいずれなれるでしょう。
とにかくやりごたえが大幅に増えて映像も一段と綺麗になった「MetroExodus」をご紹介します。
物語簡単解説
前作から1年後の2035年の話になります。
前作の激しいD6戦争を生き抜いたアルチョム一行でしたが、地上に生き残っている人がいることを疑わない主人公アルチョムが外の危険区域で人を探すことから始まります。
妻になったアンナやアンナの父親であるミラー大佐からも探索を止められていたが、それでも諦めきれないアルチョムは変わらず危険地域で探索している中、なんと崩壊した世界なのに地上に列車が走っているのを見かけて追いかけるところから物語は始まります。
初期起動ができない
困りました。
ゲームが起動しないです。
なんでだろうなと思っていたら「Metro Exodus」ではなく「Metro Exodus Enhanced Edition」を起動していたのが原因でデモムービーしか流れませんでした(笑)
私が勘違いしていたのでご忠告ですが、ゲームプレイがしたい場合は「Metro Exodus Enhanced Edition」ではなく「Metro Exodus」を起動しましょう。
起動しない場合には以下の方法もお試しください。
ゲームファイルを綺麗にする
多分起動できないときはこれでいけると思います。
- Steamを起動
- ゲームを選択(起動はしない)
- 歯車アイコンをクリック
- プロパティをクリック
- ローカルファイルタブをクリック
- 「ゲームファイルの整合性を確認・・・」をクリック
GeForce Game Ready ドライバー更新
- お使いのPCによって変わります
これは直接効果あるかはわかりませんが一応やっときました。
感想
3作品やった方は皆思うであろうことですが、今作はMetroシリーズらしくない感じがあります。
「外でガスマスクしてないのと舞台がほとんど地上」なので、地下鉄感が全然ないです。
3作品全部ずっと地下鉄ですとなかなか雰囲気の違いを出しにくいからなのか、物語的に盛り上がらないからかはわかりませんが、思い切って外出てプリズンブレイクしたのは私的には全然なんとも思わなかったです。
地下シーン多いとやるのが怖いんですしね(笑)
ということで今作はMetroシリーズでは初のオープンワールドでめっちゃ広いフィールドで駆け巡ります。
いたるところに物資が散りばめてあるので取りこぼしのないようにしたいところですが、モンスターがあちこちにいるのでなかなか探索が大変ですし、弾薬は節約したいところです。
また日本語完全対応なので、字幕も日本語ボイスも収録されています。
会話のシーンはめちゃくちゃ多いので、いつまでも聞けます。
もはや別ゲー
過去2作品はモスクワが舞台で、地上はガスマスクしないと外にいられず、地下では地下鉄を集落にして人々が暮らす生活という希望を持ちにくい環境でしたが、モスクワから離れることにより、車や列車が地上を走っていたり、外なのにガスマスクしない人も見かけたりと今までのMetroの世界からすると異様な光景です。
降伏することがある
画像はイベントシーンですが、通常戦闘でもこんな感じで降伏します
なんと敵兵が降参します。
ニンゲン相手の戦いですが見つかったら全員倒さないと行けないもんだと思ってましたが、8割ぐらい倒したら敵兵が攻撃をやめて「降伏する」なんて言い始めたので最初意味がわかりませんでした(笑)
一度降伏するともう襲ってこないですが、あまり離れすぎるとまた攻撃してくるので、気絶させるなり〇すなりして物資を回収して立ち去りましょう。
アンナさんが優しくて強い
前作では結構クールな感じでしたが、今作は嫁さんとしてめちゃくちゃアルチョムに一途で常に心配してます。
アンナさんと常に一緒に居たい所ですが、アルチョムは単独任務が多すぎるため、すぐ離れ離れになります。
しかもアンナさんは具合悪くてもすぐ戦いに出てしまうので主人公は夫なのもあり無茶しすぎで心配になります。
ミラー大佐がカッコいい
前作もミラー大佐は出演していましたが、そこまでガッツリ登場するわけではなかったので、印象薄かったかなぁと思うところもありましたが、今作は「こんなカッコいい人だったっけ?」って思うぐらいカッコいいです。
前作のラストで両足を失ってしまい義足になってしまいましたが、「義足の設定必要なかったんじゃないか?」ってぐらい義足のデメリットをまるで感じないぐらいめちゃくちゃ活発に動きます。
人間性では大佐でありアンナさんの父親でもある立場もあり、部下に言いたいことが言えないもどかしさや時には司令塔として厳格な対応もしなければいけない立場ですが、ちゃんと部下の言い分も聞いてその中から皆が納得するであろう指示を出すあたりただの頑固オヤジではありません。
軍隊のボスなんでキレやすくおっかないですが、部下想いで熱い男です。
普通に男として好きです。
聴覚障害者にも配慮されている
聴覚障害の方向けの設定もできます。
他のゲームではあまり見かけた記憶がないので、なかなか珍しいのではないでしょうか?
基本戦術
オープンワールドで探索も重要なゲームですが、探索を頑張りすぎるとモンスターに襲われて弾を消費してしまうというデメリットもあり、時には探索飛ばすのもありかなとも思います。
一つ言えることは一度探索を完了した箇所はもうアイテム落ちてないので行かない方がいいです。
しばらくすると敵が復活しますので、弾を失うだけです。
夜に行動
基本的に新しいところに移動するときは夜にするのをオススメします。
昼だとめっちゃ見つかりやすいのでステルスがまともにできないです。
夜はモンスターが増えて危険ですが、モンスターはできるだけ逃げて戦わないようにしましょう。
初見だと難しい話ですが、速やかな移動で無駄弾の消費を抑えた方がいいです。
クイックセーブ必須
今作はクイックセーブがあるので、どこでもセーブ&ロードができます。
とはいえ頻繁にオートセーブが入るので、そこまで重要ではないですが、弾薬使いすぎて詰みそうな時とかステルス失敗したときなどすぐやり直しができます。
オープンワールドなんでゲームオーバーからのやり直しも大変なので、どこでもクイックセーブがあるのは助かります。
会話シーン
アルチョムには行動を共にする仲間がいますが、結構おしゃべりで時にはかなりの長話をすることもあります。
意味のあるかわからないですがタバコを吸ったりお酒を飲むコマンドがあったりと、戦闘パートじゃないときには遊び心もあり娯楽を楽しみながら仲間の会話を聞くのもなんだか楽しいです。
とにかくシーンによっては「いつになったら会話終わるんだ」ってぐらい長い時があるので、セリフについてはそこらのゲームとは力の入れ具合が違いますね。
列車で移動している風景がいい
列車の風景をただ眺めることもできますが、ループまで結構時間かかるので、線路にもちゃんと勾配があったり、行き止まり箇所があったり、見てるだけで楽しいです。
Metroの世界なので外は崩壊してますが、チャプターごとに変わる季節の風景を楽しめます。
追加DLCが結構ボリュームある
本編のネタバレになってしまうのでストーリー終わってからやることをお勧めします。
2つの追加DLCがありますが、1つは結構短めでもう1つがオープンワールドなのでなかなか長いです。
追加DLCなのに、新敵や真ボスが登場したり会話シーンやイベントもガッツリあるので、作りこみすごいです。
クリアまでに結構時間かかるので、本編クリア後も普通に楽しめます。
その中の片方が本編でもアルチョムと同行しているサムという仲間の話になるのですが、性格が明るいのでアルチョムと違って陽気な感じがまた違った人間性があってサムはサムの人柄も味わえて楽しいです。
その他改善点
- 「tab」キーでガスマスクの残り時間が表示
- 「L」キーでライター点火(今までは「M」キーだった)
- 「F8」キーでスクショモード
- クイックセーブがある
- どこでもガスマスクや回復キットの補充ができる
気になる所
めっちゃ面白くてプレイ時間も50時間ぐらいでやりごたえ抜群でしたが、1周に時間かかりすぎてしまいお腹一杯で2週目はなかなか踏み込めない方も多いのではないでしょうか?
それほどボリュームがあるということで力尽きた感あります。(いい意味で)
そんな最高傑作「Metro Exodus」ですが、気になるところもありました。
バグ
バグはちょいちょいありました。
他の人のプレイ動画でも進行バグでちょいちょいカットが入ったりしていますし、私は私でボートでのバグがちょいちょいありました。
ボートが曲がらなくなり真っすぐにしか動かない
ロードしたら曲がるようになりました。
ボートを漕ぎながら閉ざされた門にぶつかったら門の向こう側に瞬間移動した。
正規ルートじゃないところに瞬間移動してしまいましたが、何とか行けました。
セーブしてしまったので詰んだかと思いました。
木が多すぎてボートがすぐ引っかかって進みにくいわ、ビルにぶつかるとすり抜けるわでガッツリ予期せぬ道でした。
正規ルートに戻れそうな道をなんとか見つけてジャンプ連打で無理矢理よじ登って復帰した感じです。
マップが広い
オープンワールドだから当然と言えば当然なのですが、今までのMetroがほぼ一本道で探索をそこまで頑張る必要なかったので、今作はオープンワールドらしく広いマップがすごい大変に感じました。
探索も常に危険があるので、モンスターを警戒しながらでないとあっという間に囲まれてやられてしますし、イベントで大量に湧いてくるときもあるので探索も結構怖いんです(笑)
孤独の探索パートは周囲を常に警戒しなければならないので、なかなかおっかないです。
ロードが長い
過去作ではロード時間が短くてすごい早かったですが、今作はボリュームが多い分ロードもちょい時間かかるようになりました。
マップが広いんで仕方ない話ですけどロードが長いのは評価が下がるので、一応気になりましたということで(笑)
自動回復廃止
過去作では自動回復があるので、回復キットは戦闘中だけ考えればよかったのですが、今作回復しないので、サクサク行きにくいのと物資が尽きて詰みやすくなるかなぁと思いました。
私はノーマルなんでなんとかなりましたが、高難易度はステルスキルバチバチに決めて弾薬補給してちょっと食らったらロードでやり直ししないときついだろうなぁという印象です。
グロイ
容赦なくグロイです。
死体の山、骸骨ゴロゴロ、虫うじゃうじゃです。
アンナさんとの癒しのシーンもありますが、グロやキモイのが容赦ないので何回もやるのはメンタルがぁ(笑)
まとめ
- シリーズ初のオープンワールド
- 地下鉄感は減ったがちゃんとある
- 緊迫感がある戦いが待っている
- 相変わらずグロとキモイのが容赦ない
「Metro Exodus」ですが、過去作とは打って変わりオープンワールドのためボリュームめっちゃあります。
サブクエストまでちゃんとこなそうとすると相当時間が必要かと思います。
舞台のほとんどが地上なのでMetro感はめっちゃ薄いですが、ちゃんと地下鉄シーンもあるのでご安心ください。
舞台が崩壊した世界なので、物語的には暗くなりがちですが、仲間が皆明るく元気でいい人だし、司令塔である大佐もクヨクヨせずガンガン行くタイプなので、常に仲間と一緒に入れる雰囲気だけでも楽しいゲームです。
ホラー要素もありここで一人ぼっちはやめてくれよと終始ビビってましたが、めっちゃ美人でアルチョムを大切にしてくれるアンナさんにこんなに愛されてしまったら、必ず生きて帰ってくるしかないなという気持ちになれます。
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