- 『ギアーズオブウォー4』を購入しようか悩んでいる方
- 『ギアーズオブウォーシリーズ』がどんなゲームか知りたい方
- 面白いTPSを探している方
過度なネタバレはつまらなくなるので、ラストチャプターのスクショは出してないです
私はゲーミングPC版ですが、Xboxで購入できる『ギアーズオブウォー4』をプレイしましたので、レビューをしていきます。
『ギアーズオブウォー』(Gears of War)シリーズはXbox プラットフォームで初めて登場し、その後も続編がリリースされていますが、海外で非常に人気のあるTPSアクションのシリーズ作品です。
ニンゲンと異種族の戦争モノなのですが、異種族との銃撃戦を楽しむゲームで異種族は知能が高くニンゲンの言葉も話せて、銃も楽々扱うことができます。
そんな『ギアーズオブウォー』ナンバリング作品の第4作目である『ギアーズオブウォー4』のよかった点と気になった点をレビューしていきます。
【今作】ギアーズ・オブ・ウォー4 | 【次作】ギアーズ5 |
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『ギアーズオブウォー4』について
「ギアーズ・オブ・ウォー 4」(Gears of War 4)は、人気のあるゲームシリーズ「Gears of War」の第4作で、エピックゲームズ(Epic Games)およびThe Coalitionが開発し、Microsoft Studiosから発売されたゲームです。このゲームはXbox OneおよびWindows 10プラットフォームでプレイ可能で、2016年にリリースされました。
「ギアーズ・オブ・ウォー」シリーズは、サードパーソン・シューターゲームで、架空の地球型惑星セラにおける人類と異星種族であるロカストとの戦いを描いています。シリーズは主に協力プレイとマルチプレイヤーゲームモードで知られており、特にカバーシステムやリアルな戦闘が特徴です。
「ギアーズ・オブ・ウォー 4」は、新たな登場人物の一組であるJD Fenix、Kait Diaz、Del Walkerを中心に物語が展開され、彼らは新たな敵勢力と戦わなければなりません。ゲームプレイは従来のシリーズと似ており、カバーシステムを活用しながら戦闘を進め、巨大なモンスターや敵との戦闘が特徴です。
「ギアーズ・オブ・ウォー 4」はシリーズの伝統を維持しながら新しいキャラクターやストーリーを導入し、ファンに楽しさを提供しました。また、シリーズのロアの拡張と深化も行われました。
出典:CHATGPTより
補足しますと今までの『ギアーズ・オブ・ウォー1.2.3』では顔の傷とバンダナが特徴的な「マーカス」が主人公でしたが、前作『ギアーズオブウォー3』から25年後の話になります。
『ギアーズオブウォー4』では流石の超人「マーカス」ももう60歳なので、さすがに今作では主人公ではなくなりマーカスの息子の「JD」が主人公となります。
主人公側が新しい世代に一新されただけでなく、敵勢力も従来の【ローカスト】ではなく【スワーム】と呼ばれる個体に変わっています。
ストーリーも今までのようにCOG軍在籍ではなく、逆にCOG軍に逆らい追われる側となっています。
とはいえ、色々一新されてますが、キャラは変われど従来のシステムに+αされた感じになっていますので、『ギアーズオブウォーらしさ』はなくなってません。
いい所
『ギアーズオブウォー』の記事は初になるので、『ギアーズオブウォーシリーズ』のいい所に『ギアーズオブウォー4』独自のよさをプラスで紹介します。
2017年に日本で発売されたゲームですので、オンラインについては今更感あるので特に触れません。
ご了承ください。
『ギアーズオブウォー』のシステムを引き継いでいる
『ギアーズオブウォー』の過去作のシステムを引き継ぎながら新しいシステムも導入しています。
- リロードの早さはタイミングよくボタンを押すと早く完了する
- カバーアクション命のゲーム
- 敵も味方もとにかくゴツくて銃を扱う
- 仲間は脳筋キャラが多い
- 片手で階段を登る
- 『ギアーズオブウォー』と言えば銃にチェーンソーが付いている武器「ランサー」
- 戦闘終了するとギターの音が流れるのでわかりやすい
- ソロでも戦いが1人ぼっちじゃなく仲間がいる
これらを踏襲しつつ、さらにWAVEごとに拠点を守る「防衛戦」や新しい敵【ロボット】との戦い、異常気象の「ウインドフレア」など新しい要素も追加されています。
回想シーンがチュートリアルステージになっている
回想シーンなので、過去作で戦死しまった懐かしい過去作の仲間も出てきます。
また、敵は【スワーム】ではなく【ローカスト】なので、【ブルマック】【リーパー】【コープサー】とおなじみの大型の強敵も戦うことができます。(本作はここでしか出現しない)
この回想シーンは同時にチュートリアルステージとなっているので、基本動作を学ぶことができます。
前半と後半で戦う敵が異なる
- 前半はひたすら政府の機械兵【ロボット】
- 後半はひたすら異種族【スワーム】
との戦闘になります。
最初から最後までずっと同じ敵と戦っているわけでなく、戦う相手が【ロボット】→【スワーム】と切り替わります。
また、敵勢力も【ローカスト】ではなく【スワーム】なので、見た目は似てますが【ローカスト】との違いを楽しむこともできます。
銃撃戦だけじゃない
『ギアーズオブウォー』の醍醐味はガンガン撃ち合うことなのですが、さすがに最初から最後まで徒歩での撃ち合いだけだと飽きると思います。
「バイク」「敵に乗る」シーンもあります。
また、後述する「ウインドフレア」という異常気象から非難するパートもあるので、色々飽きない工夫があります。
「ウインドフレア」の演出めっちゃ綺麗
「ウインドフレア」とは今作から登場した強烈な風と雷を伴う異常気象です。
回想が終わり本編開始後にいきなり登場して、それからちょびちょび発生します。
この演出が『ギアーズオブウォー4』のグラフィックだとすごいキレイなので、見入ってしまいます。
「ウインドフレア」は敵にとっても弊害なのでうまく活用することで戦闘をスキップすることもできます。
キャラが脳筋なのが面白い
- 扉のパスコードが分からければ機械をぶっ壊して配線を直接いじる
- 繭の中身お確かめるのにチェーンソーでぶった切る
- 家を壊されても立ち直りが早い
- 首相(中身はロボット)と水掛け論になるとすぐ破壊する
基本戦術
私は『ギアーズ1.2.3.4.5』をやったことがあるのですが、基本的な戦術は全て同じです。
ジャッジメント(外伝)はやったことないのですが、おそらくこちらも同じだとは思います。
チュートリアルステージで解説はあるのですが、私は私で解説いたします。
カバーしながら戦うのが基本
基本、顔は出さずに遮蔽物に身を隠しながらチョコチョコ攻撃していくゲームです。
戦闘中は様々なモノがカバーできます。
木でも敵の巣でも柵でも穴だったりもっこりしていたら隠れられそうな物があったら基本しゃがんでカバーできます。
難易度ノーマルでもカバーなしではごり押しが難しく敵の攻撃でダウンされます。
『ギアーズオブウォー2』だとムカデみたいな敵でもカバーできるように『ギアーズオブウォー4』でもスイッチを押してカバーポイントを出現させたり、中盤から出現する「赤い繭(マユ)」はカバーできます。
カバーを駆使して戦闘を乗り切りましょう。
とはいえ、カバーをさせないために近接攻撃してくる特攻キャラも敵にはいるので、銃撃戦でのお話です。
巣はフラグを投げ込もう
前作までは「ローカストホール」と呼ばれていた敵の巣ですが、今作もあります(「スワームホール」って言うんでしょうか?)
「ローカストホール」と同様に穴から敵がわんさか出てくるので、これはフラグを投げて「巣をぶっ壊す」ことで沸きを止めることができます。
別ゲーだと手りゅう弾扱いのフラグが敵の沸きを止めることもできるのが『ギアーズオブウォー』の独自なアイデアって感じします。
なので個人的にはフラグは巣を封じるために全部使い切らずに少し残した方がいいと思います。
目的地や仲間の位置は「ナビ」で確認
自分で探さないとならない場合もありますが、基本的にはナビが教えてくれます。
一本道も多いですが、たまにはどこに行けばいいか迷うこともあると思います。
PC版でしたら「SHIFT」で確認しましょう。
気になる所
私は『ギアーズオブウォーシリーズ』がきっかけでTPSのゲームが好きになったので総合的にはすごく面白かったです。
ですが、媚売りではないので正直なレビューをします。
前半はちょっと飽きるかな
前半の戦いがちょっと単調かなと思いました。
ひたすら「ちょっと歩いて戦闘」→「ちょっと歩いて戦闘」の繰り返しです。
前半の敵である【ロボット】の種類は少なく、ずっと戦闘ばかりで結構単調になってしまいます。
また【ロボット】の出現方法が大体ワンパターンなので「またか上から降ってくるパターンか」と思ってしまいました。
しかも毎回ちょうど主人公の目の前に落ちてくるので、不自然な感じがありました。
前回のプレイが3年ぐらい前でほとんど内容忘れていたので、記事作成用に2週目をしたときに【ロボット】との戦い飽きたから早く【スワーム】との戦いに行きたいなぁとなってしまいました。
防衛戦
ストーリ中にたびたび自分の拠点を守る防衛戦があるのですが、個人的にはあまり好きではなく世界観が壊れる演出だなと思いました。
- 防衛戦独自のポイントを消費して防衛設備を設置する
- WAVEごとに区切られており防衛設備を作る時間がある
敵もWAVEごとに2分間こちらが準備するまで大人しく待っていると考えたらここだけ別ゲーみたいな感じでした。
待たずにどんどん自分から突きんでいくのが『ギアーズオブウォー』のイメージ的に、防衛戦自体極力ないほうがいいかなぁと思ってしまいました。
なので、この防衛戦はストーリーじゃなくてエクストラで実装すればよかったんじゃないかなと感じます。
ウインドフレア出過ぎ
この「ウインドフレア」の発生頻度ちょっと多いなと感じました。
とにかくストーリー中すぐ天気が悪くなります。
移動→「ウインドフレア」→移動→「ウインドフレア」って感じです。
実際外歩いてるとすぐ空が赤くなります。
作中はほとんど「ウインドフレア」止まりでそんなに対面しませんが、「ウインドフレア」がさらにやばくなったのが「ストームウォール」で、主人公の行く手を妨害してくるので普通にダメージ受けます。
ちなみに今作これでもかってぐらい影響を受けていた「ウインドフレア」ですが、次回作の『ギアーズオブウォー5』はほとんど「ウインドフレア」の影響を受けてません。
「マーカス」の存在感がデカイ
今までの主人公「マーカス」は最初はおとなしくしていましたが、結局一緒に戦うので、主人公の「JD」の存在感が薄くなった感あります。
『ギアーズオブウォー』と言えば4人チームですが、4人目に農家として隠居していたマーカスが結局戦線メンバー入りするのを見て、やはり「マーカス」がいてこその『ギアーズオブウォー』だなと感じました。
バンダナと顔の傷で見た目もキャラも「マーカス」はやたら濃いですし、ひたすら土地を破壊されたり敵にさらわれたりするので、ストーリーを進めていても「マーカス」が目立ってしまう感じでした。
あと「マーカス」の土地広すぎですw
まとめ
- 名作カバーアクションゲーム
- 仲間も敵も一新された
- ウインドフレアがキレイ
- 防衛戦がある
『ギアーズオブウォー』は私をTPS好きにした大きな存在で、海外では大人気シリーズです。
なので、本作はゲーミングPCを購入したときにXbox Series Xというプラットフォームが始めからついていたのでそこから発見してレビューもみないで即買いました。
私は『ギアーズオブウォー1.2.3』は記事を書いてませんが、今作の『ギアーズオブウォー4』は前作に物語が一区切りついて新章突入といった感じです。
ですが、新しい主人公、新しい敵と一新されていますが基本的なシステムは変更していないので、『ギアーズオブウォー』らしさを存分に楽しむことができる作品です。
過去作をご存じでない方も、回想シーンでのストーリーの説明があるので『ギアーズオブウォー4』から始めても特に問題ないです。